ご挨拶

「人の行く裏に道あり花の山」
20代だった若い頃に好きだった言葉の一つです。当時は、外務員から記者に転向したばかりで、個人的にも様々な投資に手を出していました。
株でも商品先物でも「相場」にどう勝つかということばかり考えていた時代の話です。

一方で記者の道も懸命に進み、おかげさまで30代には米国で当時の有名トレーダーと呼ばれる数多くの方々に直接インタビューさせて頂き、彼らの紹介などもあって、シカゴを本拠とする雑誌『Futures』のオーナーや編集長たちとめぐり逢った結果、40代以降は彼らの雑誌を日本で翻訳出版する事業に投資し、運営することになりました。
1994年から2010年までのこの出版事業では悪戦苦闘しましたが、その雑誌の読者たちを通して、日本にも真剣に相場と向き合っている多くの若い方々がいることを知ることができました。実際に、2001年～2003年にかけて「ロビンスカップ」という米国では名を知られた個人投資家のためのコンテストを日本でも共催した際には、多くの若いトレーダーたちにご参加いただき、新たな可能性を実感したものです。ひとまず出版事業から手を引いた今も、そんなトレーダーの方々との交流は個人的に、貴重な財産になっています。

私自身は今も「人の行く裏に道あり花の山」を追い求めています。
銀行に預けていても金利がつかない時代ですから、常に投資対象や運用手法についてはリサーチしています。
私と同年配の友人知人たちにも投資はしたい、あるいはすでにやっているがなかなかうまくいかないという人々は少なくありません。そんな人々とともに少しでも豊かな将来を作るための投資を考える舞台を作りたい───。
日本投資助言（株）は、個人的にはそんな舞台を作るための「投資」の一つです。

日本投資助言株式会社
代表取締役社長　益永 研
（2021年11月記）