日経平均株価は、昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。
寄り付きでの下げにより、昨日の下ヒゲの長い線が強い支持になっていないことを示唆するため、本日は、昨日の安値35987円を大きく下回る動きになると考えられます。
弱気の展開になるなら、寄り付き後の価格が上昇しても、昨日の始値36584円前後で上値を抑えられる公算です。
35987円が押し目になって、目先の価格が上昇を開始するには、本日の価格が10日の高値37113円以上へ上げて、35987円が強い支持になっていることを示す必要があります。
寄り付き後、すぐに上昇を開始して、上げ幅の大きな動きになる場合、昨日の安値が押し目になる展開を頭に入れておきます。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。
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「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。