日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、寄り付き値が上放れて始まる公算です。
寄り付きでの上放れをきっかけにして、上昇を開始して、昨日の高値39192円を超える動きになると、2月3日以降が上値、下値を切り上げる強気パターンを作り、現在の上げが下降途中の一時的な上昇ではない可能性を示唆します。
本日の上げは、新たな上昇の流れへ入っているという見方になりませんが、1月24日以降の下げの流れが終息したと推測できることから、1月24日の下げ分を修正する動きとして、1月31日の高値39681円程度までの上げ余地が出てきます。
寄り付き後に価格が上昇して、39192円を一気に超える動きになる場合、上げ幅が大きくなる可能性を考えておきます。
下降の流れを継続しているなら、本日は、39192円以上の地点で強く上値を抑えられる動きになる公算です。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。
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「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。